今日は、母が旅立ってからちょうど一年の日です。
昨年の今日は、あまりにも感情があふれて、
言葉にすることすらできませんでした。
話そうとすれば、涙が洪水のようにあふれそうで、
ただ、そっと心を閉じてやりすごしていたのを覚えています。
でも、この一年で少しずつ、心の中を見つめる時間が増えました。
少しずつ、信頼できる人たちと話をしたり、
外に出かけてみたり。
きっと、それも小さな一歩だったのだと思います。
私はこれまで「人から聞いたこと」を信じようとしてきましたが、
本当の意味で心が動くのは、自分で体験して、感じたときなんですね。
だからいま、「あのとき、ほんとうにつらかった」と、
ようやく言葉にできるようになったことが、自分の中では大きな変化です。
そして、あらためて気づいたのは、
表には見えない感情は、本当に深く、強く、静かに流れているということ。
この一年、私と関わってくださった皆さまにも、
事情を知っていた方も、そうでなかった方も、
そっと支えていただいたのだと思います。
本当に、ありがとうございました。
この日が、私の心の中で
「生まれ変わった」とも言える日になりました。
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この体験は、私にとってとても蟹座的なものでした。
自分の感情を守りながら、少しずつ外の世界とつながっていく。
悲しみをとおして、人の優しさや自分の深さに気づいていく。
もし、いま言葉にならない想いを抱えている方がいたら、
どうか焦らず、心が整うその時まで、静かに見守ってあげてくださいね。