ファザコンです。何か? ― 私に力をくれた、父のひと言
「頑張りすぎないで」
その言葉に、ほっとするときがあります。
一方で、「頑張れ」が力になるときも。
心に届く言葉は、人によって、そのときの気持ちによっても違うんですね。
私の場合は、父の「頑張れ」でした。
子育てがひと段落した頃、私には遅い反抗期がやってきました。
「これからは、自分の青春も取り戻したい」
そんな気持ちで、親に対して嫌だったことも棚卸ししました。
もちろん、楽しい思い出もいっぱいあります。
その両方を抱えながら、自分なりに考えて距離を置きました。
親も戸惑ったと思います。私も戸惑っていました。
しばらくぶりに会った父は、すっかり年を取っていました。
ようやく会えた父に、どうしても聞きたくなりました。
「私、良い娘だった?」
「良い家族を作った?」
「占い師をして、よかったの?」
父の答えは、
「当たり前や! お前はようやったし、やってる!」
ああ、私はこの言葉が聞きたかったんだな。
誰よりも、父に言ってほしかったんです。
「頑張れ。努力しろ。謙虚に」
父がいつも口にしていた言葉です。
私はもうひとつ、お願いしました。
「お父さん、頑張れって言って」
父の「頑張れ」が、本当に力になりました。
私には、この言葉でよかったんだと思います。
いい大人になっても、父に認められたい。
少し恥ずかしい気もしました。
でも、自分の中にあった本音に、ようやく素直になれた気がします。
皆さんにも、
「あの人に、こう言ってほしかった」
と思う言葉はありますか?
「よく頑張ったね」
「あなたなら大丈夫」
「もう十分だよ」
それとも、「応援しているよ」でしょうか。
すぐに浮かばなくても大丈夫です。
どんな場面で、どんな言葉が欲しくなるのか。
そこには、自分が大切にしてきたことや、気づいてほしかった思いが表れることがあります。
相手からその言葉をもらえるかどうかにかかわらず、
「私は、そう言ってほしかったんだね」
と、自分の気持ちを受け止めることはできます。
今回、父の言葉を聞いて、
私は「また、自分の人生を歩いていけそう」と感じました。
占星術の太陽が象徴する、自分の意志で人生を歩む力。
私にとっては、その力を思い出す体験だったのかもしれません。
鑑定でも、ホロスコープを手がかりにしながら、
「誰に、どう認めてもらいたかったのか」
「これから、自分はどう生きていきたいのか」
そんな気持ちを一緒に言葉にしていきます。
自分を動かす言葉を知ることは、
これからの一歩を選ぶ手がかりになると思うのです。
子どもの頃、寒い日には、自分のポッケに私の手をそっと入れてくれた父。
やんちゃだった父は、大きく変わる時代を、今どう見ているんでしょう。
その目に映る景色は、どんな色をしているんだろう。
ふと、そんなことを思います。
いろいろあったけれど、温かい思い出も、なかなか経験できない景色も、たくさん見せてもらいました。
その時間に、今は感謝しています。
父は今も、私のスーパースターです。
ありがとう。ここからまた、私の足で歩いていきますね。笑
あなたにとって、力になるひと言は何でしょうか。
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